体質改善プログラムは、漢方の考え方に基づいてあなたの不調から、その特徴や傾向を知るものです。不調が続くようであれば、個別に漢方相談をしてもらうことをおすすめします。多くの不調は間違った身体の使い方や生活習慣からきているので、漢方薬を飲みながら生活指導も受けられます。
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漢方・漢方薬の薬日本堂 > 不調でお悩みの方へ > 漢方の飲み方:毎日の生活に取り入れる際のコツと注意点
近年、自然な方法で健康を保ちたいと考える人々の間で、漢方薬への関心が高まっています。
漢方薬はその独特な効能で知られていますが、正しい飲み方を知らなければ、その真価を発揮することはできません。
この記事では、漢方薬の基本的な飲み方から、より効果を感じるためのポイントまで、詳しく解説していきます。
漢方薬の正しい飲み方やタイミング、そして効果を感じやすくするためのポイントを詳しくご紹介します。
誤った飲み方を避け、漢方薬の力を最大限に活用するための情報を掲載していますので、是非ご活用ください。
漢方薬の飲用タイミングはその種類により異なります。
一般的に、漢方薬は(食事の30分~1時間前)、食間(食後2~3時間後)などの空腹時が適しています。
食前が難しい場合は、空腹のタイミング(寝起き、夕方、寝る前)などでも差支えないことが多いです。
一方で、漢方薬の服用による胃腸への負担軽減などのために、食後に飲むとよい漢方薬もあります。
薬によって異なりますので、記載されている用法・用量や専門家による服薬方法の説明に従ってください。
食前は忘れがちな方も多いので、飲み忘れが多い場合などは、かかりつけの医師や薬剤師などに相談しましょう。
薬日本堂では、症状や体質に応じて約200種類の漢方薬から選定します。
それと同時に生活習慣を見直すことで、【摂る→巡る→出す】のバランスを整え、健康な身体へと導きます。
まずは自分の症状タイプを知り、それに合わせた生活習慣を取り入れていきましょう。
漢方薬を服用する際は、適量の水またはぬるま湯で飲むことが推奨されます。
冷水、お茶、ジュースや牛乳などで飲むことは避けましょう。特に体を温めることを目的とした漢方薬にはぬるま湯が好まれます。
また、漢方薬は主に煎じ薬、粉薬、錠剤の3形状があります。
上記は粉薬、錠剤の飲み方です。当社では煎じ薬をメインで取り扱っております。
煎じ薬の飲み方について、下記動画もご参照ください。
複数の漢方薬を併用する場合は、相互作用に注意が必要です。
場合によっては、異なる漢方薬を同時刻ではなく、時間をずらして服用しなければならないケースも考えられます。
効果の重複や副作用のリスクを避けるため、必ず専門家の指示に従ってください。
漢方薬の飲み忘れは誰にでも起こりうることです。
大切なのは、飲み忘れに気づいた時の適切な対処方法を知っておくことです。
ここでは、飲み忘れた際の具体的な対応策と、漢方薬の効果を維持するためのヒントを提供します。
飲み忘れた場合は、食事に関係なく気づいた時、食後に飲んでいただいても差し支えございません。
2回分を1度に飲むことは控えてください。
1日2回服用の薬は、次の服用間隔を6時間以上、1日3回服用の薬は4時間以上あけるようにしましょう。
基本的には涼しく乾燥した場所で保存することが重要です。
直射日光や高温多湿を避け、密閉性の高い容器を使用しましょう。
また、漢方薬は吸湿しやすいため、乾燥剤を入れたチャック付きポリ袋やパッキン付きタッパーなど密閉できる容器に入れることが望ましいです。
子供の手の届かないところに保管し、誤用を防ぎましょう。
漢方薬は体質や症状に合ったものを服用することで十分な効果を発揮します。そのため、同じ疾患の他の人には効果的でも、自分には効かないこともあります。症状が改善しない場合は薬が合っていない可能性が考えられます。
正しい知識をもとに、個々の体質や症状に合った薬を選ぶことが大切です。専門家に相談して選ばれることをおすすめします。
薬の種類や症状によって、大きな差があります。そのため、即効性を期待できる漢方薬もあれば、一定期間続けなければ効果が現れないこともあります。慢性的な症状に対してや症状が改善してもその状態を維持するためには、継続的な漢方薬の服用が効果的であることも多いです。
長期間の服用は避けるべき漢方薬もありますので、飲み続ける場合も定期的に専門家へご相談されることをおすすめします。
漢方相談では、カウンセリングを通してお客様一人ひとりの症状や体質を確認しながら、それに合う漢方薬のご提案や、体質の根本的な改善のための生活アドバイスを行っています。
快適に毎日を過ごすために、漢方相談をぜひご活用ください。
薬日本堂株式会社(くすりにほんどう)
1969年創業の漢方専門店。一人ひとりの体質や悩みに合わせて健康・美容をトータルにアドバイスする「ニホンドウ漢方ブティック」「カガエ カンポウ ブティック」「薬日本堂」を全国に展開。その他、ニホンドウ漢方ミュージアム(東京・青山)、薬日本堂漢方スクール、出版・監修、他業種とのコラボレーションなど、漢方・養生を軸とした幅広い事業展開を行っています。 (事業内容はこちら)