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公開日: 2017年02月01日
更新日: 2024年03月27日

更年期障害に対して漢方でできる体質改善とは

更年期

更年期障害とは

女性の身体は、女性ホルモンの影響によって、一生を通じて大きく変化します。女性のライフステージの中で、閉経を迎える前後10年を「更年期」と呼びます。 「更年期」を迎えると女性の身体は閉経に向かって卵巣のはたらきが低下し、女性ホルモンの分泌も減っていきます。このような時期、ホルモンの変動に身体がついていけずに起こる不調の総称を「更年期障害」といい、漢方では「血の道症」と呼ばれています。

更年期の症状は「不定愁訴」といわれ、ほてり、発汗、のぼせ、動悸、冷え、めまい、イライラ、憂鬱感など、心や身体に様々な不調が現れます。最近では、ストレスでホルモンバランスを崩す30代、40代のプレ更年期障害も増加しています。

■ 更年期に起こる不定愁訴
更年期に起こる不定愁訴

女性のライフステージ 7年ごとに変化を迎える女性の身体

女性のライフステージ

0歳生まれる
7歳小学生
14歳初潮を迎える
21歳身長が伸びきり、歯が生えそろう
28歳身体機能、性機能のピーク
35歳肌や髪が衰えはじめる
42歳白髪が気になりはじめる
49歳閉経が近づいてくる
閉経以降ゆるやかに老化する

更年期の症状は、人によって異なるので、
まずは自分のタイプ(体質)を知り、日常生活や食習慣を見直しましょう。

あなたの更年期障害 タイプ別チェック※当てはまる症状にチェックを入れてください。

上記内容でチェックする

あなたの更年期障害タイプは…温めパワー不足タイプ

身体を温めるパワーが低下するため冷えやすくなるタイプです。ホルモンバランスの変化に対応するパワーも不足しているため、以前と同じことをしても疲れがちに。

オススメの漢方薬
八味地黄丸(ハチミチオウガン)

温めパワーの源「腎」を高めます。
冷えと疲れが目立つ方に。

おすすめの食材
穀類・豆類・芋類、温熱食材

粟、もち米、玄米、大豆、
黒豆、サツマイモ、山芋もしくは
シナモン・くるみなど

※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
<<オンライン漢方相談のご予約はコチラ>>

バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

過労や睡眠不足は禁物。夜は早く寝てパワーを蓄えましょう。身体を温める食べ物や消化の良い食べ物を意識的にとり、冷やす食べ物は控えましょう。

呼吸

目を閉じて呼吸に意識を向け、呼気と吸気をゆっくり繰り返してみましょう。心も身体もリラックスしてストレス解消に役立ちます。自然界に溢れる気をたっぷり身体に取り込みましょう。

薬湯

薬草風呂は、香りも良く身体の疲れだけではなく心の疲れも癒してくれます。巡りが気になる時は、ヨモギなどの薬草風呂にゆったりと浸かり、心も身体もリフレッシュしましょう。

ツボ・マッサージ

「湧泉(ゆうせん)」は両足の土踏まずのやや上中央のくぼんだ部分にあるツボ。心と身体のエネルギーが湧き出る重要なツボです。両手の親指をあて、少し強く揉んでみましょう。

もう一度チェックする 漢方の専門家にオンライン相談する

あなたの更年期障害タイプは…ほてり乾燥タイプ

血が不足して潤いが消耗したため、身体が乾燥して、ほてりやすくなっているタイプです。肌も乾燥し、髪もパサつきがちになります。爪に縦筋が入っていたら要注意。

オススメの漢方薬
六味地黄丸(ロクミジオウガン)

潤いの材料となる「血」を養います。
ほてりと乾きが気になる方に。

おすすめの食材
赤色黒色食材、潤い食材

レーズン、なつめ、クコの実、
ニンジン、黒ごま、黒豆、黒米もしくは
れんこん、白キクラゲ、百合根、ハスの実など

※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
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バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

夜は早めに寝て、潤いの材料である血を養いましょう。目や頭の使い過ぎは血を消耗させる原因になります。テレビやパソコンなど画面の見過ぎはほどほどに。

呼吸

目を閉じて呼吸に意識を向け、呼気と吸気をゆっくり繰り返してみましょう。心も身体もリラックスしてストレス解消に役立ちます。自然界に溢れる気をたっぷり身体に取り込みましょう。

薬湯

薬草風呂は、香りも良く身体の疲れだけではなく心の疲れも癒してくれます。巡りが気になる時は、ヨモギなどの薬草風呂にゆったりと浸かり、心も身体もリフレッシュしましょう。

ツボ・マッサージ

「湧泉(ゆうせん)」は両足の土踏まずのやや上中央のくぼんだ部分にあるツボ。心と身体のエネルギーが湧き出る重要なツボです。両手の親指をあて、少し強く揉んでみましょう。

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あなたの更年期障害タイプは…ストレスタイプ

ストレスにより身体を動かすエネルギーが滞り、自律神経のバランスが崩れやすくなっているタイプです。巡りが悪いため、老廃物もたまりがちに。

オススメの漢方薬
加味逍遥散(カミショウヨウサン)

滞っている「気」を巡らせます。
ストレスが多くイライラしやすい方に。

おすすめの食材
香味野菜やハーブ、柑橘系の果物

春菊、セロリ、小松菜、香菜もしくは
みかん、柚子、グレープフルーツなど

※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
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バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

リフレッシュとリラックスがポイント。アロマやハーブの香りを活用して、エネルギーの滞りを解消しましょう。ツボ押しやマッサージも効果的。

呼吸

目を閉じて呼吸に意識を向け、呼気と吸気をゆっくり繰り返してみましょう。心も身体もリラックスしてストレス解消に役立ちます。自然界に溢れる気をたっぷり身体に取り込みましょう。

薬湯

薬草風呂は、香りも良く身体の疲れだけではなく心の疲れも癒してくれます。巡りが気になる時は、ヨモギなどの薬草風呂にゆったりと浸かり、心も身体もリフレッシュしましょう。

ツボ・マッサージ

「湧泉(ゆうせん)」は両足の土踏まずのやや上中央のくぼんだ部分にあるツボ。心と身体のエネルギーが湧き出る重要なツボです。両手の親指をあて、少し強く揉んでみましょう。

もう一度チェックする 漢方の専門家にオンライン相談する

あなたの更年期障害タイプは…ドロドロ血タイプ

血の流れが滞り、淀んだ血が体内に停滞しているタイプです。月経痛がひどく、経血に塊が出やすくなります。ストレスや冷えが引き金になります。

オススメの漢方薬
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガンリョウ)

淀んだ「血」を取り除きます。
冷えのぼせが気になる方に。

おすすめの食材
辛味野菜、調味料

生姜、ネギ、にんにく、タマネギ、ニラ、
ミョウガ、ラッキョウ もしくは
酢、少量の酒など

※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
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バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

半身浴や下半身のストレッチで腰やお腹の血行を良くしましょう。長時間の同じ姿勢は血行を悪くします。定期的に身体を動かしましょう。

呼吸

目を閉じて呼吸に意識を向け、呼気と吸気をゆっくり繰り返してみましょう。心も身体もリラックスしてストレス解消に役立ちます。自然界に溢れる気をたっぷり身体に取り込みましょう。

薬湯

薬草風呂は、香りも良く身体の疲れだけではなく心の疲れも癒してくれます。巡りが気になる時は、ヨモギなどの薬草風呂にゆったりと浸かり、心も身体もリフレッシュしましょう。

ツボ・マッサージ

「湧泉(ゆうせん)」は両足の土踏まずのやや上中央のくぼんだ部分にあるツボ。心と身体のエネルギーが湧き出る重要なツボです。両手の親指をあて、少し強く揉んでみましょう。

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よくあるご質問

更年期障害に漢方がおすすめとよく聞くのですが、実際のところどうでしょうか?

更年期障害の症状は個人差が大きく、ストレス、加齢、ホルモンバランスなど原因がいくつも重なっていることから、改善を実感するまでにはある程度の時間がかかることが多いですが、改善する事例も多く報告されています。漢方では根本的な原因とされる体質のバランスを整えることを目指すため、自分の症状や体質に合った漢方薬を服用することが重要です。同じ更年期障害の方でも、人により適した漢方薬は異なります。まずは、ご自身に合う漢方薬を選ぶため、まずはお気軽にご相談ください。

今回の記事では以下の内容をお伝えしました。

・更年期障害は、閉経前後の女性ホルモンの減少により引き起こされる身体的、心理的不調の総称であり、漢方医学では「血の道症」と呼ぶ。
・ほてり、発汗、動悸、冷え、めまい、イライラ、憂鬱感など多様な症状が現れ、プレ更年期障害として30代、40代でも不調が見られることも。
・更年期の症状は個人差が大きいため、自分の体質を理解し、日常生活や食習慣の見直しを通して対処することが推奨。
・200種類以上の漢方薬から個々の状態に合わせて選定するので、まずはお気軽にご相談ください。

運営者情報

薬日本堂株式会社(くすりにほんどう)

1969年創業の漢方専門店。一人ひとりの体質や悩みに合わせて健康・美容をトータルにアドバイスする「ニホンドウ漢方ブティック」「カガエ カンポウ ブティック」「薬日本堂」を全国に展開。その他、ニホンドウ漢方ミュージアム(東京・青山)、薬日本堂漢方スクール、出版・監修、他業種とのコラボレーションなど、漢方・養生を軸とした幅広い事業展開を行っています。 (事業内容はこちら)

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